全日本選手権の解説の大切さ

考察

毎年11月の文化の日に行われる全日本剣道選手権

NHKでは準々決勝ぐらいから放送がされています。BSでは序盤の戦いから放送されています。いつも放送を見ていて思うのが解説にもっと力をいれてほしいということです。

ただでさえ、基準が難しい上に認知度が低い剣道には解説がわかりやすくないと未経験で見ている人はもっとわからないと思うのです。

実際に私がまだ競技者だったころ、応援にきてくださった方々は剣道未経験もいました、旗が上がるから勝った負けたはわかるけど、打った打たれたはさっぱり分からないと毎回言われました。

そういう競技といってしまえばそれで終わりかもしれませんが、放送する以上は見ている人がわかるような放送にしてほしいと思うのです。

わかりやすかった清水さんのスケートの解説

オリンピックのスケート競技全般を長野オリンピック金メダリストの清水さんが解説をしたとき、解説がわかりやすく一般の方からはスケート競技の放送が見やすく楽しめた。解説を聞いてテレビをみて応援しようと思ったなど、声が上がったそうです。私もその一人でした。

清水さんは日頃スケート競技はよくわからないと一般の方々から言われていたそうです。スケートはマイナー競技で認知度が低いので、できるだけ多くの人たちにみてほしい、知ってほしい、応援してほしいというおもいがあって分かりやすい解説を心がけていたそうです。

剣道も解説が分かりやすく、競技のルールの説明が事前にあって、解説がわかりやすければ、もう少し見る人も増えて認知もあがっていくのではないでしょうか。ぜひ今後は解説やルールの基本的な説明を踏まえて清水さんを、見習って、改善放送してほしいですね。

解説者は元有名選手ではなく説明が上手な人がやるべき

放送では必ず歴代の優勝選手だった人が解説になることが多いです。

宮崎先生や石田先生、栄花先生、昨年は平尾先生でした。みなさん世界大会、全日本で活躍された選手です。

私は石田先生の解説がわかりやすかったと記憶していますが、昨年の平尾先生の解説もわかりやすかったなと感じました。

しかしながら、先にもかいたように歴代の有名選手ではなく、一般の人でも解説がわかりやすい人を置くことに注力をしてほしいと思っています。

てか、誰が選んでんの?

とにかく専門用語が多すぎる

昨今の先生方もコメントは素晴らしいのですが、一般の人が聞くとわかりずらいように思います。

八段の先生ばりなので視点は超一流ですし、コメントも非常に勉強になりますが、専門用語が多すぎるんです。

過去の放送で、出ばなの出ばなを狙って…などと解説されていましたが、経験者の私でもはっきりいって意味不明な解説でした。

この内容を以前別のブログで紹介されていて、解説者が変わりました。(関係しているとは思えないけど、あまりにタイムリーだったので)

出ばなや先、表と裏といった言葉は関係者しかわかりません。一般の人でもわかるように、そして今後の剣道界をつくっていく子供でもわかるような解説をしてほしいです。

スーパーヒーローはテレビの演出上必要かもしれません、解説の有名選手の過去の映像も枠を埋めるのに必要な要素かもしれませんが、本来の目的とは異なります。

アナウンサーも実況があるので、解説者が難しい言葉をいっても全て噛み砕いている時間はないのです。毎年出ているアナウンサーも剣道にはかなり詳しいですが、詳しすぎてしまうとそれはそれで噛み砕く必要がないと瞬間的に判断してしまう傾向があるのでらどうかなと思うところもあります。

事前に先生方にわかりやすい解説でお願いしますとか、人選の段階で説明がうまい人を用意するとか調査するとかをしてほしいです。解説がうまい人を厳選して剣道普及とともに送り込んでいくという方法でもいいと思うんです。というより是非そうしてほしい。

唯一全国テレビで見られる剣道最高峰のひのき舞台なのですからもっと力を入れてほしいなと思っています。

あと優勝者インタビューも質問内容もっと考えてほしな…。

全日本選手権まであと少しですが、今年の解説者は一体誰になるのかなとソワソワするのでした。

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